story 58:生産部
クリーンマスター。
クリーンマスターの作業には、南部どり飼育後の鶏舎の除糞・大洗い・高温高圧洗浄・消毒の4工程があり、私は主に消毒の作業をしています。
消毒の作業の前に、前の工程での洗い残しがないかチェックして作業に入ります。消毒対象により機械を使い分け、鶏舎内部はSS(スピードスプレイヤー)、鶏舎外部は動力噴霧機を使用して消毒をしています。
消毒を行う時は隅々までムラなく消毒薬が噴霧するように心掛けています。2種類の消毒薬を使用し、1種類目の消毒後、一度舎内を乾燥させて、次の日に2種類目の消毒を行います。消毒は、消毒後の乾燥が一番重要で、消毒→乾燥→消毒→乾燥を繰り返すことで効果が大きくなります。
鶏舎消毒終了後、約10日程すると、次に飼育される雛が入ってきます。南部どりはワクチン以外の薬剤は使用しないで飼育しているため、この消毒作業が重要な工程となります。
病気の原因となるウイルスや細菌数を減らし、雛が健康に過ごせるよう試行錯誤しながら日々の消毒作業を行っています。
(生産部クリーンマスター 佐々木英明)