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story 53:育成課

トリさんの新しい住まい。

南部どりの親鶏を育てる仕事をしています。生まれたばかりのヒヨコから、卵を産む準備が整うまでの約150日間、病気にならないように、ケガをしないように、こどものことを思うお母さんのような気持ちで大切に大切に育てています。

ヒヨコを受け入れる前に、鶏舎の清掃・水洗い・消毒作業を徹底的に行います。鶏舎内を快適な温度・湿度にしてから受け入れます。温度や湿度にとても敏感なので、常にヒヨコが安心できる最適な状態かよく観察します。どのトリさんも、安全に同じように餌が食べられるように、給餌パンの数を増減したりします。トリさんの大きさが揃い産卵・受精に適した体重になるよう毎週体重測定を行い、給餌量をコントロールしていきます。

2018年に育成舎が新築され、最新の設備が取り付けられました。全ての鶏舎に監視カメラが設置され、映像がパソコンやスマホでみることができます。どこからでもトリさん達の様子が分かるようになり、鶏舎間を行き来する回数が減りました。防疫のためにも良いことだと思います。鶏舎はエコキュートで沸かしたお湯を使った床暖房です。火を使わず安全ですし、タッチパネルで操作が出来て温度の調整も簡単です。換気や餌やりも操作パネルで設定し自動で行われます。

このような最新の設備によって、あまり人手のかからない効率的な飼育が出来るようになり、トリさん達にとっても快適でストレスの無い環境になっています。

育成課は小数精鋭チームですが、元気でたくさんの卵を産める親鶏になるように、愛情もたっぷり注いで育成管理を行っています。

(育成課 金野リエ)