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story 51:加工技術開発部

始まったばかり! 鴨生ハム。

7月より「鴨生ハム」の販売を始めました!大船渡工場に新設した製造室、包装室でつくった製品です。2020年2月に出展したSMトレードショーで味の評価がよく、多くのバイヤー様より販売したいとお話を頂きました。

岩手の田野畑村にある農場で育てている「岩手がも」でつくっています。むね肉を農場でステーキカットし、大船渡工場に運び、血液をていねいに抜きます。食塩、砂糖、香辛料等で漬込み、熟成させます。鴨肉の凝縮したコクと旨味が特徴です。

スライスタイプですので、開封後すぐに食べることができ、便利です。メロンやぶどう等のフルーツ、野菜やピクルス、チーズと合わせて、サラダとして盛り付け。オリーブオイル等でおいしく召し上がれます。サンドイッチにはさんでもおいしくいただけます。

鴨生ハムは「非加熱食肉製品」に分類され、保健所に製造施設の申請後に認可された新規事業です。大手ハムメーカーにおられた常務の指導を受けながら、品質管理部の指導、検査結果を受けた衛生、工程管理を行っています。また、製造にあたっては部長代行、 課長に相談し、難しい工程をこなしてくれる製造四課のメンバーともよく打ち合わせをしながら、よりおいしい商品づくりをすすめていきたいと思います。

まだ、販売が始まったばかりです。塩分の加減が、あい鴨肉のまろやかさを引出します。厚生労働省の食肉製品の製造基準で15%以上の塩漬けが決まっていますので、どうしても塩味が出てしまいます。尖って感じる塩気の改善を重ねてきました。

引き続き、塩分に注意した製造の研究をすすめていきたいと思います。

(加工技術開発部 藤原 清)