story 48:関東営業部
産地パック時代!
2020年のSM(スーパーマーケット)トレードショーに「産地パック」を出展しました。「産地パック」は、大船渡の生産工場でパックした生肉を販売店まで直送する商品です。
2018年にも一度出展をしたのですが、取引先のバイヤーからのオファ―はほとんどありませんでした。そもそも産地パックは、欧米では10年以上も前から既に普及していますが、日本では販売店での手作り感が求められており、まだまだ浸透していないのが現状です。
しかし、2020年のSMトレードショーでの反応は全く別物。深刻な人手不足の問題を抱えているスーパーマーケットがほとんどで、多くのバイヤーが注目をして下さいました。産地パック時代の幕開けです。
販売1号店となった取引先の店長に、商品化に至るまで全面的なご協力を頂き、2019年9月よりテスト販売を開始しました。最初はなかなか思ったように売れず焦りました。しかし、その一方で改善するべきポイントが見えてきました。まず、消費者である女性の意見を積極的に取り入れ、工場でも、これまでの原料供給とは異なり、商品がダイレクトにお客様の手に渡るという意識をもって、製品化にあたりました。
2020年4月現在、新型コロナウィルスとの闘いの新しい時代に入りました。産地パックは、産地直送という鮮度感や密封されている安心感が消費者に受け入れられ、販売は好調です!しかし、まだ始まったばかり。消費期限の更なる延長、売り場で見映えするお肉のカット、並べ方の改善など、ますます商品に磨きをかけて行きたいと思います。
(関東営業部 山崎一朗)