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story 39:多賀城工場

正確に量る。味見できないから。

アマタケに入社してもうすぐ一年になります。まず原料を扱う生産作業を経験し、工場での生産の流れを理解した後、夏頃より補助材料を計量する仕事をしています。補助材料は、味付けに使う調味料等のことです。

最初の壁となったのは、耳慣れない補助材料の名称や細かな計量のルールを正確に覚えることでした。種類が豊富で、例えば一口に醤油と言っても何種類もあります。各補助材料によって計量方法も異なり、粉末の計量にはスコップを使いますが、小麦や大豆等のアレルゲンごとに区別して管理しています。

普通の料理とは違って、工場での生産は作業手順が定められており、途中で味見をして調節するようなことはできないので、計量の正確性はとても重要です。少しでもミスがあれば、生産に支障が出るのはもちろんのこと、何よりも製品の味、質を傷付けてしまいます。

そのようなミスを防ぐため、ただ量るのではなく、異常や異物の混入がないかチェックしながら作業することを心がけています。計量が正確かどうか、規格を照らし合わせて確認することも怠らないようにしています。もし何らかの異常を見つけた時には、すぐに先輩や上司に相談し、場合に応じて、品質管理部や商品開発部とも連絡を取って問題の解決に努めます。

計量の仕事を任されてから、秋、冬と季節が過ぎ、春を迎えてもなお、私はまだまだ未熟の身であります。しかし、来月には新入社員が入社し、私は「社会人二年目」になります。去年の私のように新たな生活に緊張しているであろう後輩にとって、良き先輩になれるよう、日々精進してまいります。

(多賀城工場 食品加工部 平間 泉)