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story 30:商品開発部

失敗を糧にする。

私は商品開発部で加工品の新商品開発を行っております。主な業務は、新商品の試作からコスト試算、ラインテストです。

中でも特に難しいと感じるのは、ノウハウの無い新たなカテゴリーの商品開発や、新たな製法を取り入れた商品開発へチャレンジする時です。とにかく初めてづくしで問題・課題が次々に噴出します。試作段階でもラインテストでも、とにかく失敗の連続です。

ただ、失敗の経験をより多く積み重ねた方が、実生産をむかえた時に完成度の高い商品に仕上がると感じます。試作やラインテストでたまたま上手くいき、内在している問題に気付けなかった、というのが一番危なく、後々、大量に生産した際に大きな問題が表面化する事が多いです。

また、加工品の商品開発は、自分の好きに作れる料理とは違い、補助材料・コスト・設備面等の制約、歩留り・工場ライン適正や、二次殺菌・冷凍解凍による味の劣化・製品の日持ち、お客様の食シーン等を考えながら商品の味や質を追求し、配合や工程を決定しなければなりません。

それらの制約を乗り越えて作り上げていかなければならないため、工場・品管・営業・開発と連携し意見を仰ぐことは、非常に大切だと思っています。問題を共有し、新たな発想や創意工夫を出し合い、取り入れ、成功や失敗のプロセスを繰り返していくことで商品に磨きがかかり、完成に近づいていくものだと思います。

これからも多くの方々の協力を仰ぎながら、失敗を糧に、新商品を産み出していきたいと思っています。

(商品開発部 岸部 有也)