story 28:施設管理部
無駄なく、安全な飼料をつくる。
私は、プラント工場でチキンミール、フェザーミール、チキンオイルを生産しております。南部どりの羽や内臓などの食べられない部分を処理加工してミール(粉末)状にしたもので、ここで製品化された各種ミールは、飼料に欠かせない動物たん白として、南部どり専用の飼料に利用されています。一般的には魚由来のミール等様々なもので補っておりますが、アマタケでは40年位前から自社でミール化しており、これにより安全な原料から作られた飼料を南部どりに与えることができ、臭みのないおいしさにつながっています。
安全な製品を作るためには、安定した原料と機械の管理が重要です。原料の配合で生産時間も変わってくるため、一定の配合になるようにし、ミールにおいては水分量が10%以下であることが大事です。そして、出荷するためには細菌関係の検査もクリアしなければならないため、衛生面にも細部まで気を使って製品の製造に努めております。
震災後は、原料の減少に伴い、日中の作業だけになりましたが、常に効率を考え、本社から届く1日23トンの原料をもとに5人の作業員で生産しております。
また、重油の使用量を削減できるよう温度管理やボイラーの稼働状況も、常に頭に入れ取り組んで、私のひと手間につなげております。
(施設管理部 プラント課 猪股 芳弘)