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story 12:孵卵部

孵化までの18日間。

今野さん01

農場にある複数の鶏舎から毎日卵を集卵して孵卵場に運び、その卵を孵卵機に入れてヒナに孵化させる、孵卵の仕事をしています。卵を孵化させるまでにはいくつかの工程があります。運んで来た卵をすぐに孵卵機に入れるわけではありません。

まず、貯卵室という涼しい部屋に約1週間〜10日前後置きます。
その後、入卵日前日に予熱室という暖かい部屋に卵を移動させて、1日置いてから初めて孵卵機に入り、そこで18日間置かれ、18日目に予防ワクチンを接種をして、最後の3日間は孵化機に入ります。

この孵卵機の中での18日間が最も大切な時です。温度、湿度管理はもちろん、孵卵が決められた時間にきちんと動いているかなど細かいチェックが欠かせません。どれか一つでもうまくいかないとヒナに孵化しません。孵化したとしても、状態の悪いヒナが多くなってしまい、飼育農場に出荷できなくなります。

今野さん02

私たちの仕事は、健康な南部どりを育てる工程のスタート部分。ミスが許されません。日々の点検をこまめに行い、365日交替で必ず一人宿直して対応しています。休みなく見守り続けなければならないのは大変なのですが、良いヒナを孵化させるために、これからもしっかり細かいチェックや点検を行っていきます。

(孵卵部 孵卵課 今野 淳哉)