story 09:生産部
夜から朝、14万羽のヒナと。
羽化して数時間の南部どりの雛から商品となる大雛まで約2ヶ月間の飼育管理をしています。四季はもちろん、その日の気温湿度や天候(強風・乾燥)によって管理の仕方が変わります。
特に難しいのが夜間から朝方にかけての管理です。合計約14万羽の雛を一人で管理するため、責任は重大。1鶏舎1鶏舎を時間をかけて丁寧に見ていきます。
雛の状態を確認しながら「餌や水はきちんとあるか」「換気扇は動いているかどうか」確認していく項目は多く、異常があれば対応をしながら見回りを行います。鶏舎に異常がなくとも見回りは2〜3時間掛かりますが、これを夜と朝に行い、昼の管理に引き継ぎます。
私は入社してまだ日が浅いので管理方法のバリエーションが少なく、ちょっとした変化に気が付かなかったり、変化に気がついた場合にもその変化にあった管理方法がパッと出ずに対応に遅れてしまう事が多々あります。
そこで私は自分のマニュアルをつくり、様々な状況の管理知識を蓄え整理しています。分からない事や疑問に思った事は上司・先輩方に聞き、得た知識を日々書き込んで行きます。そうすることで休憩時間のふとした時に見直す事ができ、日々の管理に繋がってきています。
今はまだ一日一日の管理に四苦八苦していますが、得られる知識を無駄にせず管理に反映し、飼育管理の質を上げて、お客様の元へ1羽でも多くより質の良い鶏肉をお届け出来るよう精進していきたいと思います。
(生産部 大東第5農場 鈴木 公平)