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story 29:総務部

「ちゃんと見ていますよ。」

今でこそ「健康経営」と言われる時代ですが、アマタケでは、30年前から健康経営に取り組んできました。安全・安心な南部どりの生産と同じように社員の健康が重要!との経営方針から、1989年(平成元年)4月に医務室が設立されました。
今月は、設立以来ずっと社員の健康を見守ってきた健康管理室の看護師さんから届いたひと手間ストーリーです。

私は総務部に所属して従業員の健康管理を担当する看護師です。
もっともらしく言うと、「従業員が心身ともに健康で仕事ができるよう看護の視点から支援し、従業員の幸せと会社の生産性の向上につなげる」のが役割です。

仕事内容は時代で変化しています。健康相談窓口、労災や私傷病の対応、健康診断と事後指導中心だったものから、ここ数年は過重労働の防止、病気と仕事の両立支援やストレスチェックなどのメンタルヘルス対策も加わり多岐にわたってきました。岩手本社の衛生管理者も兼任して活動していますが、東京本社、営業所、多賀城工場や大東にも出張しています。

私のひと手間というか…気をつけていることは、「あなたをちゃんと見ています」のサインを出すということです。具体的には、従業員を名前で呼びかけること、従業員の勤怠は必ずチェックすること、小さな場面であっても観察して情報をつかむこと、気になる様子は所属長にも必ず確認すること、そして会話の中にユーモアを入れることです。

健診後の受診勧奨や保健指導では大半が耳の痛い話になりますが、いつも私が注目していると気づいてもらい、最後は希望と期待をやりとり出来るよう心がけています。

また、看護職は自分1人なので、社外の研修等に参加して業務に関連した資格を取るなど、新しいひと手間を発見し実践するためにも自己研鑚を続けています。これからも、産業医、カウンセラーの先生や健診機関、そして総務部の仲間と協働し繋がって、実効性のある体制や機能を築いていくことを目標に、残りの職業生活を送っていきたいと思います。

(総務部 健康管理室看護師 菅生 るみ子)